3月17日(火曜日)
正面には南アルプス。
振り返れば八ヶ岳。
ここは小淵沢の大カーブと呼ばれる
先生の大好きな撮影地の一つでした。
告別式が終わった後、まっすぐ帰る気になれず
一人でこの撮影地に立ちました。
約20年前、ススキに輝くこの撮影地で
先生と撮影したことが懐かしく思い出されます。
今日もあの時と同じように線路は輝いています。
今日は早朝から納棺、出棺
そして荼毘に付されるまで
ご一緒させていただきました
玄関から霊柩車まで
棺を運ばせていただいたのが
僕の先生への最後のアシストになりました。
朝、ご自宅に向かう時は赤い朝日が美しく
出棺の時は涙雨。
そして火葬場では大雪に。
そして荼毘に付されたあとはまた、快晴。
なんとも先生らしいドラマチックなお天気。
ちょっと格好良過ぎますよ、先生。
独立後はお会いする機会は減りましたが
いつも心には
「精也、汚ねー写真撮るんじゃねーぞ」と睨む
厳しい先生がいました。
だからどんな仕事でも
手を抜かずに頑張れたのだと思います。
どうぞ
どうぞ安らかにお休みください
ありがとうございました。
D700/小海線
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コメント
綺麗、。
澄み切っていて
ただただ、綺麗。
投稿: asuka | 2009年3月18日 (水) 00時16分
素敵ですね。
最後の最後まで、真島先生は素敵ですね。
中井先生にとっての真島先生の存在の大きさ、ひしひしと伝わってきます。
真島先生もこうして活躍されている中井先生を天国から見守り、応援されていらっしゃることと思います。
真島先生、安らかにお休みください。
投稿: けんた | 2009年3月18日 (水) 00時32分
中井先生の恩師真島先生が天国からと言ってもまだ、ほんとにこの世に近い三途の川付近から、中井先生の活躍を見守っておられるようですね。
一鉄男子ここにありと天国から、称えて応援してくれていますよ。
ますます頑張って下さいね。
僕ら、みんなファンも、中井先生を応援してゆきますからね。
ねぇ~、けんた君、asukaさん も同じ同士だよね。
投稿: デジカメやっちゃん | 2009年3月18日 (水) 08時54分
静寂の中
一瞬、とまりそうになった時間の営みが
また静かに動きだしているような錯覚を覚えます
時は、またいたずらをして
感動の一枚を過去のページにしてしまいます。
そんな先生の静かな映像が
私たちのこころの扉を
明けてくれます。
お疲れさまでした。
投稿: ぽっぽや | 2009年3月18日 (水) 10時05分
この写真に込められた思い、胸にジーンときました。
真島先生も、きっと喜んでおられるのではないでしょうか?
中井さんの素晴らしい作品の数々、これからも私たちは、期待しております!!
投稿: ONTHERAD | 2009年3月18日 (水) 20時03分
まず 心からご冥福をお祈り申し上げます。
何年か前 フジフォトSの個展も感動しました。
私の枕元には 故先生の叙情あふれるご著書が何冊も…
何年にもわたる感動をありがとう!ございました。
中井先生、お疲れさまでした。
お体をお大切に。毎日いいお写真をお待ちしてまーす。
投稿: たなせ | 2009年3月18日 (水) 21時38分
お疲れさまでした。
これからも、中井さんの写真、活動を
楽しみにしておりますっ!
投稿: 赤い三角屋根 | 2009年3月18日 (水) 23時25分
真島先生を送られて撮られた一枚が私の故郷の小海線…。
思わず涙しました。
先日も真島先生のエッセイを拝見していたばかりでした。
「出会い人も風景も、旅心のすぐ先にきっとあるはずだから」
甚四郎くんも天国で待っている事でしょうね。ご冥福をお祈りします。
投稿: cocoon | 2009年3月19日 (木) 00時34分
おばんです。
真島先生の大ファンでした。無理とは思いつつ真島先生を目指して、写真を撮ってきました。中井先生のエントリー、泣けますね。涙がぼろぼろ出ています。
中井先生!真島先生の後継として素晴らしい写真を期待しています。
今度、意味もなく小淵沢の大カーブで1日をい過ごしてみたいと思っています。酒をたくさん買い込んで、先生の写真集を持ち込んで・・・。
そう思わせてくれる素晴らしいエントリです。ありがとうございました。
投稿: 酒呑童子 | 2009年3月21日 (土) 00時40分
労軽好人こと前川一雄て申します。はじめまして。
鉄道写真を30年以上マイペースでやっております。
中井精也先生にはCAPAで2度ほど取り上げていただいたことがあります。その節はありがとうございました。
今回別の雑誌のコンテストで金賞を受賞しましたのでいろいろな方のブログを拝見し勉強させていただいております。
そこで遅ればせながら真島満秀先生の訃報を知り、コメントさせていただきたく思いました。いろんな書物で先生の写真を参考にさせていただいただけにショックも大きく残念に思います。中井先生はお弟子さんなんですね。さぞかし衝撃は大きかったと思います。
実はmyブログで触れているのですが私の友人の女性が全く同じ日に亡くなり、告別式も同じ日にあり、しばらく頭のなかが真っ白状態でした。なんという因縁なんでしょうかと改めて思いました。
中井先生の小海線小淵沢の写真素敵ですね。私もここは大好きな場所で昨年末にも行って来ました。いつも朝の風景を狙ってます。夕刻のこういう写真も撮れるんですね。写真的にもまた勉強になりました。
私は今回の受賞写真を亡くなった友人にささげるとブログに書きましたが、中井先生の写真も真島先生への思いのこもった1枚に思います。
写真には魂がこもるものだと改めて思います。これからもがんばっていきたいと思います。
長々と失礼いたしました。
投稿: 労軽好人 | 2009年5月 1日 (金) 04時11分