2011年9月
9月22日(木曜日)
長かったような。
あっという間だったような。
日本鉄道写真作家協会+東北を応援する写真家たち
チャリティー写真展「忘れ得ぬ東北・ふるさとの鉄道風景」は
本日、無事終了いたしました。
パネル販売は、出展点数で目標であった79点を大きく上回り、
なんと95点!
写真集、ポストカードの売れ行きも予想以上で
たくさんの寄付金を三陸鉄道にお届けできそうです。
金額の詳細などは、写真集の印税が振り込まれる10月中旬ころに
ホームページにて公表する予定です。
本当にありがとうございました。
今回の写真展で再確認できたのは
やはり、写真の力。
そして、たくさんの人の絆でした。
僕たち鉄道写真家が
好きだからこそ、愛しているからこそ撮影し、
残すことができた写真たちが、
こんなにたくさんの人たちとの絆を生み、
こんなに大きな波を生み出せることに、
このうえない喜びを感じています。
最後になりましたが、ご後援、お力添えをいただきました観光庁と、
無償で写真展会場を提供いただきました
ギャルリー トラン・デュ・モンドの三浦さまに
心より感謝申し上げます。
また限られた時間のなか、貴重な写真を無償で提供していただいた
日本鉄道写真家協会会員と東北を応援する写真家の皆様、
賛助会社、会友の皆様に、感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
ありがとうございました!
そして何より、大切なお金を我々に託していただいたみなさま、
三陸鉄道に熱いメッセージを書いていただいたみなさま、
真剣に写真を見ていただいた全てのみなさまに、
心よりお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
たとえ線路は流され、引きちぎられていても、
我々の心のレイルは、東北につながっています。
今はそう、自信をもって言える気がします。
(山手線 新宿駅付近)
PS. 村上悠太くん。君がいなかったらこの写真展は
成功しなかったと思います。本当に頑張ったね。
本当にお疲れさまでした。
9月18日(日曜日)
今日はチャリティー写真展の
ギャラリートークの日。
そのせいか驚くほどたくさんの方に
お越しいただき、
本当にびっくりしました。
本当にありがとうございました!
今日のトークショーには
東北を応援する写真家たちの一員として
作品を出展していただいた
大先輩の荒川好夫さん、南正時さんも
参加していただき、
とっても貴重なお話やヽ(´▽`)/
とっても貴重なおやじギャグや( ̄Д ̄;;
とっても貴重な資料などをヽ(´▽`)/
見せていただきました。
僕がアマチュア時代
というか子どもの頃にあこがれていた
大先輩とこうして参加できることを
誇りに思いました。
帰り道、西武電車のステンレスのドアが
キラッと光るのがキレイだったので
2000系が来るのを待ってパチり。
電車は都会の喧噪をすべるように
走っていきました。
(西武新宿線/西武新宿〜高田馬場)
いちてつ通信
先日JRPSマイブック展でお披露目した
フォト絵本「カステラ色の列車にのって」を
webで見られるようにしていただきました。
会場に来られなかったみなさまに
ぜひお楽しみいただきたいと思います。
よろしければコメント蘭にご感想を書いていただければ
嬉しいです。
http://www2.mybook.co.jp/clubmybook/library/viewer/index.php?albid=29667
9月14日(水曜日)
今日はチャリティー写真展会場で
こんなことがありました。
『あなたは●●線が復旧してほしいんでしょ?
私は●●線なんか必要ありません。
ダメになってせいせいしています!
こういうことを
遊び半分でやるのはやめてください!』
その人は被災地の方でした。
あまりの剣幕に驚きましたが
被災地でのご苦労や
僕たちの活動のこと
そして●●線の想い出などを
1時間以上お話をしました。
そして、その人が
本気でその路線を憎み
本気でその路線を愛していることに
気づきました。
話しているうちに
いつしか笑顔になり、
その路線のパネルを
1枚買ってお帰りになりました。
青い海に牡蠣棚が浮かぶ
ふるさとの風景写真でした。
僕たちは鉄道が好きで
鉄道が復活するように
活動しているけれど、
故郷を想う気持ちは、
そんなに単純なものではなく
複雑で、
ガラスのように脆いものであることを
知りました。
それだけでも
この写真展を開催した意味があるように
思えました。
今は、
あの風景まで
線路はつながっていないけれど、
ふるさとを走るローカル線の写真が
氷を溶かすように
気持ちを、心を、
穏やかにしてくれるといいな。
そして
いつか線路がつながったとき、
みんなが笑顔で列車を見送れるように
なっているといいな。
単純な僕は、
ついそんなことを
願ってしまうのでした。
(上野駅地上ホーム)
9月11日(日曜日)
あれから半年。
あれから10年。
節目の夜空には
青く丸い月。
どちらも間違いなく
将来歴史の教科書に載るような出来事。
それを実際に目のあたりにした僕たちは、
ただ時間の上をすべるように過ごし、
時だけが進んでいくようです。
秋の虫たちの声を聞きながら
しばし月を眺めていました。
明日からはチャリティー写真展がスタート。
僕は実行委員長なので
必要なパネルなどをひとり製作中。
終わるかな・・・。
ここ数ヶ月、仕事の合間をぬって、
いや仕事そっちのけで、
このプロジェクトに取り組んできたので、
会場が出来上がったら、泣いちゃいそう。
明日からイベントをのぞいて
できるだけ会場にいますので
ぜひ来てくださいね。
そして三陸鉄道が復活するための義援金を
みんなで集めましょう。
(いつものたんぼ)
| コメント (9)
★いちてつ通信特大番★
↑気仙沼線 小金沢〜大谷海岸 忘れ得ぬ東北…ふるさとの鉄道風景
来る9月12日より、三陸鉄道復興のための義援金を目的とした
JRPS東日本大震災復興支援チャリティー写真展
「忘れ得ぬ東北・ふるさとの鉄道風景」を開催します
主催は日本鉄道写真作家協会(JRPS)+東北を応援する写真家たち で、
なんと観光庁とギャルリー トラン・デュ・モンドさまに後援をいただいています。
この写真展では東日本大震災で甚大な被害を受けた鉄道路線の被災前の鉄道風景を
撮影した写真パネルを展示いたします。
展示した写真は1点1万円で販売し、作成費を除いた全額※を、
震災で甚大な被害を受けた三陸鉄道株式会社に義援金として寄付いたします。
また同タイトルの写真集を会場で販売、その印税売上全額と、
会場販売するポストカード売上の全額を、同じく三陸鉄道に義援金として届ける予定です。
そのほか、募金箱やご来場いただいた方から
三陸鉄道への応援メッセージカードを設置いたします。
※展示パネル現品に関しては1万円全額寄付。
複数枚販売する場合のみ作成費を除いた約6千円を寄付します。
■開催日時
2011年9月12日(月)〜9月22日(木)
11:00〜19:00(最終日15時終了/会期中無休)
■会場
「ギャルリー トラン・デュ・モンド」
東京都新宿区歌舞伎町2-46-5KM新宿ビル9F
03-5273-4557 西武新宿駅北口正面
■出展者、作品数
参加者数 48名 A4マットパネル 79点
■写真集
タイトル:「忘れ得ぬ東北・ふるさとの鉄道風景」
出版元:世界文化社
発売日:2011年9月5日
仕様:B5版並製176ページ(4c×128p、1c×48p)
価格:2000円+税
※日本鉄道写真作家協会への印税全額を三陸鉄道株式会社へ義援金として寄付。世界文化社では売り上げの一部が日本赤十字社を通じ、東日本大震災被災地への義援金として寄付されます。
■日本鉄道写真作家協会(JRPS)
鉄道写真をベースに活動する職業写真家の任意団体。会長は猪井貴志。1988年11月25日の設立以来、円滑な取材活動や作家活動を行うとともに、会員相互の親睦と鉄道写真界の発展に寄与することを目的として、写真展やイベントなどさまざまな活動を行っている。また、賛助会員として出版社、写真器材・感材メーカーなどの企業からの支援を受けている。
■東北を応援する写真家たち
JRPSの呼びかけに答え、快く写真を提供いただいた鉄道カメラマン、写真家を中心として、JRPS賛助会社およびその関連会社に所属する鉄道を愛する社員、JRPSの会友である鉄道作家・ライターを含めた総称。立場は違えど、「東北を応援したい」という共通の想いをもとに、写真展実行委員会で命名した。
■写真展に関する問い合わせ先
日本鉄道写真作家協会事務局
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-4-3エレガンス飯田橋504
有限会社レイルマンフォトオフィス内
電話:03-3221-0271 FAX:03-3221-02
72
E-mail:railman@tcat.ne.jp(写真展実行委員長 中井精也)
今日はなんと
その写真の一部をおみせしちゃいます!
これは猪井貴志会長が撮影した、八戸線の陸中八木駅。大きな津波を受けて、ここはいまだに復旧の目処がたっていませんね。
これはJRPSの山﨑友也会員が撮影した作品。ちょうど三陸駅の近くで車内から写した虹。南リアス線は復旧に3年かかると言われているだけに、心に響きます。
これは僕らの大先輩、荒川好夫さんが撮影された常磐線のC62。福島第一原発から10km圏内の富岡〜夜ノ森で撮影された貴重な作品です。風景を記録するという写真の持つ力に、圧倒されました。
これらの作品のプリントが、1点10000円で販売されます。募金をするつもりで、多くの方にご購入いただければと思います。僕は実行委員ですので、できるだけ会場にいます。
会場ができ次第、またご報告します。
いちてつ通信
JRPSマイブック展イベントに出演します!
「フォト絵本」カステラ色の列車にのってを展示している
日本鉄道写真作家協会の写真集展のイベントに参加します。
webでの受付は終了していますが、立ち見なら予約なしで
参加できるそうです!!
「カステラ色の列車にのって」の誕生秘話をお話しますので
お時間のあるかた、ぜひご覧になってください。
日時:
9月9日(金)
16:00〜18:00
9月10日(土)
13:00〜15:00
場所:EIZO ガレリア銀座 : 東京都中央区銀座3丁目10-6
http://www.eizo.co.jp/event/seminar/place_photobook/index.html
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